総科同窓会掲示版


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No.012投稿日時:2004/07/12(月) 12:16  <親記事>
投稿者:田中伸武

一期生松岡先輩の著書

7月4日付中国新聞書評に取り上げられた本。これも勝手な宣伝です。

●荒れた学校現場の苦闘
 広島大総合科学部出身の中学教諭、松岡敏勝さん(53)=北九州市小倉南区下貫1の14の17=が、荒れた中学校で悪戦苦闘した二年間を小説風につづった「さわやかな風」を出版した。自ら「どん底」と書いた苦悩の時期を、実話をベースに赤裸々に描いている。
 服装の乱れ、校内での喫煙、騒ぐ授業、はびこるいじめや暴力。40代の男性教諭が赴任した中学の荒れ方は、想像をはるかに超えていた。二年の担任として懸命に取り組むも、不良グループや一癖も二癖もある保護者に振り回される。ついに12月には新郎から学校を休み、休職、転職にまで思いをめぐらす。
 しかし、自分の側にも問題はなかったかと省みて、生徒に対してごう慢になっていたことに思い至る。そこから名前の呼び捨てや命令口調を改め、生徒の善性を信じるように努めた。不良グループたちとも少しずつ心が通いはじめ、彼らが愛情を素直に表現できなかったのだと気付く。そして卒業式の日。最も手を焼かせた生徒が「ありがとう」と言ってくれた。
 松岡さんは「自分のつらかった体験が荒れた教育現場で悩んでいる教師や親たちの励みに少しでもなれたら」と執筆の思いを語る。176ページ、新風舎、1470円。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479743502X/qid%3D1089601150/249-6186115-2271568#p...

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