[What's New] [Announcement] [Greeting] [History and Activities] [Staff List] [News Paper]
[Souka Scape] [Member's HomePage] [Register your Address] [BBS] [Links] ???

同窓会だより・ワイヤ〜ド

第2号

1996 年 10月 1 日発行
世界にはばたけ,総科生
金子誠さん
退官・転出教官からのメッセージ
式部 久 先生
天野 実 先生
広島大学同窓会連合会 第1回総会のお知らせ
総科生,就職・進学にがんばる
学部公開行事について
「飛翔」配布のお知らせ

[ 前号へ | 表紙へ戻る | 次号へ ]


現在総合科学部では,全学の教養教育改革の平成9年実施に向けての対応とコース 再編成のための企画立案という大きな課題を抱え,総合科学部を見直す大切な時期 を迎えています.その中で,学際研究を学部が支援する総合研究プロジェクトが本 年度からスタートしたことは,総合科学部にとって大きな意義があるのではないで しょうか. 総合科学部同窓会では,同窓会の活動や会員の方々の近況をみなさんにお知らせす る目的で,同窓会だよりを発行しております.今号から,「世界に羽ばたけ,総科 生」と「退官・転出教官からのメッセージ」という企画をスタートすることにしま した.

世界に羽ばたけ,総科生

金子 誠
1983年卒 現在フリーライター

みなさんこんにちは.フリーでライター活動している54生の金子誠です.先日イ ンターネットで始まった日本最大の同窓生連絡ページ「この指とまれ」(URLは http://www.nouvellevague.com/tomare/) をいつも見ているのですが,残念ながら広島大学ページではまだ知人に遭遇したこ とがなくさびしい思いをしています.

現在のわたしの活動(?……メシのタネですね)は,主に情報通信分野についての執 筆・翻訳と研究所や企業のプロジェクト単位での協力仕事です.フリーランスです から個々の仕事の内容はまったく千差万別で,そこが面白いところともいえます. 費用自分持ちで勝手に海外に取材に行ったり,プレスとして一般の方が触れられな い情報にいち早く接することができるのもこの仕事の楽しさかもしれません.ただ し,明日の収入も分からぬ日々はスリル満点です.安定を求める向きには,この職 業おすすめしかねます.最近は特に初心者向けの記事の執筆依頼が多く,毎月いく つかのインターネット雑誌に記事を書いていますからご覧になった方もおいでかも しれません.近くBNNから「インターネットスタータキットWindows95版」の翻訳が 出る予定です.

在学中から漫研(部組織になっているのに,名称はいまだに「イラスト漫画同好会 」ですが)に所属し,SF同人誌を出したりしていましたから,今わたしがこうした仕 事で生活しているのは自分としては必然を感じるのですが,ひとまず世間的に「道 を踏み外すまでの経歴」を.

このような経歴がみなさんの参考になるかどうかまったく疑問ですね.あまりに でたとこまかせの展開が多すぎますから.強いて言えば「やればなんとかなる」と いうことでしょうか(笑).大学の専門は直接役に立っているかわかりませんが,4年 間で得た考え方はあらゆる場面で威力を発揮しています.

明日路頭に迷うかも知れぬ生活ですが,個人的にどういうことになろうと,情報通 信革命が現在進行中の時代に立ち会えて満足というところです.住所録の欄がみな さんの電子メールのアドレスとホームページのURLで一杯になる日が楽しみです.


退官・転出教官からのメッセージ

同窓会便りでは,今回からの企画の第2弾として,退官されたり転出された先生方か らの卒業生へのメッセージをいただくことになりました.第1回は,前学部長の式部 先生と天野先生です.

式部 久
昭和60年退官 西洋古典思想・倫理学 現広島経済大学経済学部部長

総合科学部が創られてから,いつの間にか20年が経過しました.早い頃の卒業 生はすでに社会の中堅として活躍しておられ,創設にたずさわった者の一人として ,何とも嬉しい限りです.誕生までにはずいぶん苦労もしましたが,「やはり作っ ておいてよかった」と,つい先頃も当時の飯島学長にお会いして頷き合ったもので した. 最初の入学試験も,政府予算の遅れで6月22,23日にずれこみ,やき もきさせられたものです.その代わり受験生は多く,厳しい競争率でした.折よく 庭に咲いていた紫陽花の花を106号の細長い試験場に飾り,ひそかに幸先を祝っ たのを覚えています.

初めての卒業生を送り出す段階になって実感させられたのは,総合科学部なるも のの実態が世間にほとんど理解されていないということでした.全国に類例のない 学部ですから無理もないことです.面接では学部の説明に時間をとられることが多 いという報告でした.先生方に手分けして説明に廻ってもらったりもしました.広 報の必要性を痛感したのもその折で,色刷りの学部紹介パンフを発行したのもそれ からだったように思います.

私が学部長として学部運営の責任を負うようになったのは,最初の卒業生を送り 出す少し前の昭和59年9月からですが,それからは全国の教養部長会議,一般教 育学会などで.機会をとらえて学部の説明に当たりました.OECD の高等教育改革フ ォーラム,日米教育文化会議など外国向けの説明の機会も多く,強い関心を示され ました.Integrated Arts and Sciences という場合の,Integration にとくに惹か れるようでした.

Integration を言葉で説明するのは難しいことですが,多分,卒業生の皆さんの 活躍ぶりの中に,その内実が示されていることでしょう.  大学の声価を決めるのは,教職員,学生,同窓生だといいます.総合科学部がま すます声価を高めるためにも,同窓の皆さんのご活躍を祈ります.

天野 実
平成5年退官 発生生物学・細胞生物学 現広島工業大学環境学部教授

私の総合科学部在任中の楽しい思い出は色々あるけれども何と言っても大学院設 置で紆余曲折の後に理系の「生物圏科学研究科」を設立できたことである.いや, 戦って勝ち取ったことである.総合科学部創設の理念にもとづき着々と進めてきた 学際的学問研究発展のための人事構成の大学院設置は当然スムースに行くと思われ たのに大変な苦難の末に大学院が出来,立派な研究が実を結び,着々と学術修士, 博士が誕生していることが何よりも一番うれしい思い出である. 大学院をもち研究を進めることが出来て初めて,総科設立の理念にもとづく立派な 学部教育が達成出来るものと確信している. 大学又は学部の良し悪しは卒業生の良し悪しによって決められるものである.総合 科学部の卒業生は色々な分野でユニークな活躍をしている.狭い学問分野で習得し た知識の量では他の専門学部の卒業生と比較したら卒業の時点では劣るかもしれな いが,時の経過と共に学部教育で育まれた学際的な基礎勉強のしかたが栄養となっ てぐんぐん伸びている卒業生が数多く出ている. 総合科学部で学び且つ遊び,専攻分野の異なる友人を得て青春時代の一時期を過 ごしたことを「本当に良かった」と思っている卒業生が多くいることを知る度に大 変嬉しく思っている.

同窓会だより次号からはこのような同窓生の便りをぜひ載せて頂くようにお願い したい.

私は広島大学総合科学部を定年退官後,広島工業大学工学部建築学科を改組して 設立された環境学部環境デザイン学科の専任教授として再就職できた.授業は,生 物学,生命科学,環境生態論で時間数は少ないけれど総科の時の経験を知られてる からだろうか,大学院の設置や,自己点検自己評価などの仕事を至極元気で大きな 声を出しながら相変わらず忙しい毎日を過ごしています.


広島大学同窓会連合会 第1回総会のお知らせ

昨年,広島大学の西条キャンパスへの統合移転も完了し,同時に3年前から準備を 進めていた各同窓会の連合会が発足しました.この連合会はわれわれの周りにおら れる広島大学卒業生みんなが一つになれることを願ってできたものです.今回その 記念すべき第1回の総会を開催することになりました.

日頃なかなか集まることのできない恩師・同級・先輩・後輩のみなさんにこの機会 に声をかけ合って,ふるってご参加いただければと思います.

なお,詳細につきましては,同封のお知らせをご覧下さい.


総科生,就職・進学にがんばる

「超氷河期」といわれる就職難がマスコミ等で伝えられていますが,みなさんの後 輩である総合科学部生が就職でいかにがんばっているかを,ここに紹介します.現 在の総合科学部は,定員が180名になっていますので,総科発足当時の120名と比べ て1.5倍になっています(臨時定員増のため).

平成7年度の就職状況(平成8年3月段階)は,就職希望者106名(男子50,女子 56)にA職希望者106名(男子50,女子56)に対し,内定者は92名(男子41,女子51) であった.ここで目を引くのが,女子の就職率の高さ(91%)で,男子(82%)より も高いという結果がでた.女子学生の健闘が光る.世間でいわれている女子の就職 難も,総合科学部ではあてはまらない.才は難を隠すということか(?).就職先 は,広島県・岡山県といった県や市の公務員,NHK・中国放送・中国新聞といった マスコミ関係,NTT,ベネッセコーポレーション,帝国データバンク等,多岐にわ たっています.ここでも総合科学部生の輩出する人材の多様性がうかがえま す.

大学院進学者は47名(男子33,女子14)で,卒業生の27%を占めています.進学先は ,総合科学部の大学院である社会科学研究科や生物圏科学研究科を始め,国際協力 研究科,教育学研究科,工学研究科,及び他大学の大学院と幅広く,活躍の道を広 げているようです.

今年の4年生も,就職や進学にがんばっています.卒業生のみなさんも在校生の活躍 を応援して下さい.在校生が卒業生を頼って訪ねてくることがあるかもしれません が,そのときにはよろしくご指導願います.


学部公開行事について

広島大学では「ひらかれた大学」を目指して,さまざま公開行事を行っているのを ご存じですか? 総科では6,7月に「原子の世界から生命へ」と題した市民公開 講座(全13回)を開きました.物理学,化学,生物学の13名の教官が各々の立 場から「物質と生命」に関する講義を行うという総合科学部ならではの企画でした .また,高校生向けの学部公開ガイダンスも7月に開催され,この日は制服姿の高 校生で総科が賑わいました.各コースの教官に直接話を聞くことのできるこのよう な機会を生かして「総合科学部でこんなことがやりたい!」という意欲的な学生が たくさん入学して来て欲しいものです.そして,今年の大学祭でもビッグイベント が計画されています.「総合科学部1日体験入学」.入学式,ガイダンスに始まり ,午前中は文系の講義と理系の講義を1コマずつ受講します.昼食をとってからは 各コースに分かれ,セミナー形式の授業です.現在総科は,人間文化,地域文化, 社会科学,外国語,数理情報科学,物質生命科学,自然環境研究,生体行動科学の 8コースから成っており,例えば人間文化は「学問の中の男と女」(稲田教官), 数理情報は「インターネット活用セミナー」(間瀬,吉田教官),生体行動は「ス ポーツの技術とメンタルトレーニング」(関矢教官)というようなテーマで小人数 セミナーを行う予定です.その後,卒業証書が渡され,記念写真を撮って終了.こ の「体験入学」は11月3日(日)の大学祭の時に開催されます.22年目の総科 を体験しに西条キャンパスへ足を運んでみませんか?詳しくは総合科学部庶務係へ どうぞ.


「飛翔」配布のお知らせ

 総合科学部の機関誌である「飛翔」は,これまで卒業生全員に配布されていまし たが,今年度からは希望者のみに配布されることになりました.「飛翔」の講読を 希望される方は,総合科学部学生係にまでご連絡下さい.(tel. 0824-24-6319, 24-5041, 24-6320)

広島大学 総合科学部 同窓会 東広島市鏡山1-7-1
souka-oba@hiroshima-u.ac.jp